毎年多くの日本人観光客が訪れる島、フィリピン・セブ島。ハワイよりも圧倒的に近く、グアムよりも物価が安いということで、特に安く行けるリゾート地を求める人々に人気があります。
しかし、安く行こうとすると避けられないのがLCCの利用です。セブ空港では特にLCCの深夜早朝着便が目立つ空港となっておりますが、そこで困るのが到着後・出発前の過ごし方です。実際にLCCで安い航空券は取れたものの、
- 空港内に泊まれるホテルはあるのかな?
- 安く済ませたいから野宿したいけどできるのかな?
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際にLCCにて深夜着便・早朝出発便を利用した自分がどのように空港で夜を明かしたのかについてご紹介したいと思います。これからセブ島にLCCで行く方の参考になれば幸いです。
空港野宿はおすすめできない
まず初めに抑えておきたい事は、セブ空港での野宿は決しておすすめはできないということです。LCCで航空券を取る人は安く済ませたいという思考になりが地だと思うので先に申し上げておきますが、世界には野宿しやすい空港もあれば、野宿には向かない空港もあります。セブ空港は自分が初めて野宿は厳しいなと感じた空港でした。
ここでは、なぜそう思ったのかについて話していきたいと思います。
屋内滞在ができない、そして暑い
野宿向きではない理由一つ目は、屋内で滞在することができないからです。日本で過ごしていると、そんなことあるのかよって思う人もいるかもしれませんが、そんな空港がフィリピンにはありました。
まず空港に到着し、入国審査や荷物受取・税関を潜り抜けると到着ロビーに出るかと思いますが、実はセブ空港ではそれが屋外なのです。その様子がこちらであり、屋根があるのでちょっとわかりずらいかもしれませんが、建物の外となっております。つまり、到着ロビーのベンチで雑魚寝をするということができないのです。
じゃあ、出発ロビーとか別のフロアに聞けばいいじゃんと思うかもしれませんが、残念ながら出発ロビーへの立ち入りは、その日の航空券を持ってないと入場できないというルールになっております。(もしかしたら、当日の航空券でもあまりにも時間が早すぎると入れないかもしれません)
という訳で、ベンチで雑魚寝しようとするなら屋外になるベンチで南国の暑い空気の中寝るという選択肢を取るしかないのです。現地の人々はそれでも屋外ベンチで野宿している人も男女多数いらっしゃいましたが、多くの日本人にとってはハードルが高いのではないでしょうか。防犯の観点からもフィリピンということもあって少し不安ではあります。
電源が少ない
野宿向きではない理由二つ目は、電源が少ないということです。深夜着便・早朝出発便のための深夜滞在いずれの場合においても、スマホの充電をしておきたいという人は多いと思います。しかしながら、自分が空港ターミナルをざっと探してみたところ、コンセントがあるのは1か所で口の数も10個もないような感じでした。しかも、そのスポットは24時の段階で既に現地フィリピン人によって占拠されており、使えるコンセントはありませんでした。
しかも、もう一つ気になる点がありました。それは、コンセントから近くのベンチまでが5歩くらいの距離が離れているということです。つまり、ベンチに座ると自分の手の届く範囲ではなくなり、目を離すと盗まれるのではないかという不安に襲われるのです。まあ、それでも現地の人たちはコンセントにスマホ接続して充電させ、ほっぱらかし状態でぐっすりと寝ておりましたが、、、
いずれにせよ、現地人にとっては大丈夫でも金持ちに見られがちな日本人がそのような真似をするのは得策ではない気は致しております。
泊まるならカプセルホテルを利用する
さて、空港野宿は向いていないということがこれにて分かってきたと思いますが、それでもやっぱり空港に泊まる方法はないのかなと考えてる人もいるのではないでしょうか。そんな方々には国際線ターミナルにあるAerotel Cebuというカプセルホテルをお勧めします。
入り口は到着ロビーの扉を出て右側に進んだところにありますエレベータを使って2階に行くとたどり着けます。
エレベータの扉を出ると目の前に料金表が置かれております。3時間で3080PHP≒8000円(2024/6)と少々高めではありますが、冷房の効いた屋内で布団の上で寝ることができるということで、だいぶ快適に過ごすことはできるのではないでしょうか。
予約は必須
しかし、このカプセルホテルを利用するというのであれば予約は必ずしておいた方がいいと思われます。というのも、今回自分も行き帰り両方利用しようと思ったのですが、既に満室のため利用できないと断られてしまいました。
まあ、確かに到着時は土曜日ということもあり混雑していたのかもしれませんが、帰りは平日(日本はGW)だったのですが、それでも24時時点で満室と言われました。たまたまだった可能性もあるのかもしれませんが、確実に利用したい人は予約しておいた方が安心かと思われます。
シャワーのみでの利用もできるが高い
ここまでくると、シャワーだけ借りてあとは屋外ベンチでなんとか我慢すれば最悪いいんじゃない?ということを考える人も出てくるかもしれません。何を隠そう、自分がそう思ったからです。そんなわけで、実際にシャワーだけ利用できないか受付の人に聞いてみました。結果、利用できるとのことでしたが、値段が900PHP≒2500円(2024/6)とのことでした。いやいや、シャワーだけにしてはあまりに高すぎじゃないっすか!?と驚愕しまして、速攻引き返しましたね。。シャワーだけ借りるにしては少しコスパは悪いような気がします。
900PHP
カフェで仮眠・徹夜
ここまで話すと、野宿もおすすめできない、カプセルホテルも高いしやっぱホテルに泊まるしかないのかなと考えてしまうかもしれません。そんな方に最後の選択肢としてあるのが、カフェでの仮眠・徹夜です。
セブ空港の多くの飲食店は夜に閉まってしまうのですが、幸いなことにボス・コーヒーだけは24時間営業となっており利用することが可能です。一部席にはコンセントもあるので、席が空いていればスマホ充電しながら涼しい屋内で夜を過ごすことが可能です。お店の中なので、防犯的な意味合いで屋外のベンチよりは安全でしょう。
結局自分は到着時も出発時もこちらのカフェにて過ごしておりました。横になることはできませんが、テーブルに突っ伏して少し休むだけでも屋外で徹夜よりは幾分マシなのではないかと思われます。
まとめ
それでは今回のまとめです。フィリピン・セブ旅行に行くときに、LCCを利用してマクタン・セブ空港の深夜到着、早朝出発便を利用するときの空港滞在方法について紹介しました。
旅行会社のツアーで行く方なら問題ないかもしれませんが、個人で旅行される際は悩む方も多くいると思うので、少しでも参考にしていただけるとありがたいです。行く前にちょっとでも知ってるだけで結構気の持ちようは変わるもんですので、ぜひご自身で調査していただき、素敵なセブ旅行にしてください!
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