日本から近いということもあり、海外初心者にもおすすめで例年人気な国と言えば韓国です。首都ソウルまでは東京から2時間半、福岡からなら1時間半と国内旅行レベルの移動時間なのがメリットの一つになってると思います。また、アジア・欧州各地へのトランジットとして利用する方もたくさんいらっしゃるかと思われます。
しかし、安く行こうとすると避けられないのがLCCの利用です。ソウル便は連日多くのLCCが就航しているため、深夜着や早朝発便を利用するとなるとソウル市内には行かず、空港で一晩過ごそうと考える方も多いのではないでしょうか。
その一方で、
- 空港内に泊まれるホテルはあるのかな?
- 安く済ませたいから野宿したいけどできるのかな?
などとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際にLCCにて深夜着便・早朝出発便を利用した自分がどのように空港で夜を明かしたのかについてご紹介したいと思います。これからソウル・仁川にLCCで行く方の参考になれば幸いです。
出発ロビーで野宿
おすすめの過ごし方一つ目は、出発ロビーにて野宿することです。仁川国際空港は、SKYTRACK社による海外空港ランキングでもトップレベルに位置する評判のいい空港です。羽田空港と比べても大差ない感じです。
仁川空港で野宿が問題ないという理由は大きく3つあり以下の通りです。
- きれいで治安がいい
- 横になれる
- 電源スポットが豊富
順番に一つづつ見ていきましょう
きれいで治安がいい
まずは何といっても、きれいで治安がとってもいいということです。海外初心者にとって不安なのが、やはり治安ですよね。日本は平和だとはよく言われており、海外は油断するとすぐスリなどの軽犯罪に合うと心配されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ここ仁川空港でしたら日本と同じ感覚でいても問題ないほど安心です。実際に過去2回ほど空港野宿したことのある筆者ですが、特に危険を感じた瞬間は全くありませんでした。もちろん、荷物を放置してトイレに行くなどは避けたいですが、それは日本国内であったとしても同じ感覚だと思います。実際に、若い女性で野宿してらっしゃる方もちょいちょいいらっしゃったので、海外だからと言って必要以上に警戒することはないでしょう。
また、空港内もこんな感じでとってもきれいです。見た目だけでいうと老朽化を感じる成田空港よりもきれいではないでしょうか。やはり、ボロボロの建物ですと少し心配してしまうものですが、これくらい十分きれいですと気持ち的にも落ち着くものではないでしょうか。
横になれる
また、横になれるというのも忘れがちかもしれませんが重要なポイントです。というのも、空港によっては肘置きがあって横に寝転がれるようなベンチがなかったりする場合もあります。しかし、仁川空港にはこのように椅子三席分のスペースで寝転べる場所もあるため、比較的仮眠しやすい環境になっております。ちなみに、椅子には薄目ですがクッション生地が設けられてる場所もあるので、カチカチの木の椅子よりは過ごしやすくなっております。
電源スポットが豊富
そして、スマホ充電用のコンセントが比較的多いというのも重要なポイントです。野宿時の課題の一つが電源の確保ですが、仁川にはタイプC/SEのコンセント、日本とおなじタイプA、そしてUSBポートがあります。もちろんすべての席にあるわけではございませんが、出発ロビー両端付近のベンチスペース等には設置されている箇所がありますので、ぜひ探してみて下さい。
SPA ON AIRで休息
おすすめの過ごし方二つ目は、簡易宿泊所”SPA ON AIR”の利用です。いくらきれいな空間でコンセント付きのベンチで横になれるといえども、やはりもっと普通に寝れる場所はないのかなと思う人もいるのではないでしょうか。そんな方にお勧めなのが、地下一階にありますSPA ON AIRです。
雑魚寝スペースがある
おすすめ理由は、なんといっても雑魚寝スペースがあるということです。船の2等船室を思い浮かべていただければ想像しやすいかと思いますが、大広間にマットと枕が備えられておりそこで仮眠するというものです。まあ、個室ではないので周囲の物音が気になる方には少し厳しいかもしれませんが、ベンチで寝るよりは体への負担は少ないでしょう。
シャワーだけの利用もできる
また、人気スポットということもあり入場制限がかかることもあるSPA ON AIRですが、シャワーだけの利用もできるというのも抑えておきたいポイントです。一度入場制限がかかると、大体の人は朝まで寝ているので、列に並んでいてももう入れない可能性の方が高いかと思われます。
しかし、実はそんな時でもシャワーだけは利用することができ、最悪汗を流すことだけはできます。ベンチでの野宿でもいいが、やっぱ夏場などはせめてシャワーだけでも浴びたいという人も多いのではないでしょうか。雑魚寝スペースまで利用すると高くつくので、シャワーだけ浴びてすっきりした状態でベンチで寝るというのも選択肢として考えてもいいのかなと思います。
ナップゾーンで仮眠(制限エリア内)
おすすめの過ごし方三つ目は、ナップゾーンにて野宿・仮眠することです。こちらは制限エリア内のため、トランジットにて仁川空港を利用する方におすすめの過ごし方です。間違って韓国に入国してしまったら利用できないのでご注意ください。
どんな感じの場所かというと、このような簡易ベッドみたいなのがずらっと並んでおり、仮眠できるようなスペースとなっております。椅子の上で寝るよりはだいぶ快適に過ごせるのではないでしょうか。しかし、そんないい場所はもちろん人気で、自分が過去に覗きに行ったときは夜の10時、朝の6時時点で全部埋まっておりました。空いていたらラッキーだと思いましょう。
仁川国際空港HPより:https://www.airport.kr/ap/ja/trn/trnServiceMain.do#
まとめ
という訳で、今回のまとめです。LCC利用などで深夜早朝便を利用するときの仁川国際空港での夜間の過ごし方について、3つの選択肢を上げました。
韓国は日本のどこか辺鄙な街に行くよりも圧倒的に近い海外として多くの方々に人気があり、ツアーではなく個人で行かれる方もたくさんいらっしゃると思います。そんな時、やむを得ず空港宿泊しなければならないケースも出てくるかと思いますが、今回ご紹介した方法でご自身にあった快適な仁川滞在時間を過ごしていただけたら幸いです。
【参考】
韓国と言えば女子旅がメジャーで男が楽しめそうなイメージがまだまだ湧きづらいのかなと思っております。という訳で、実際にメンズだけで韓国訪問したときの話をまとめておりますので、気になった方はぜひ見てみて下さい!
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