【格安で東北一周】北海道&東日本パスの魅力3選!知ってると超お得!

東北

格安のフリー切符と言われたとき、多くの人は真っ先に「青春18きっぷ」を思い浮かべるのではないでしょうか。確かに、1日2410円でJR全線乗り降り自由になるというのは破格の極みと言っても過言ではないでしょう。しかしその一方で、

  • ある程度行きつくしてしまったな。。
  • デメリットもあるから他に便利なフリーパスないかな

などと考えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、特に東北地方に行きたいと思っている方にお勧めな、青春18きっぷに匹敵する超お得なフリー切符「北海道&東日本パスの魅力についてメリット・デメリット合わせてご紹介したいと思います。

3つのメリット

早速ですが、北海道&東日本パスのメリットを3つの観点からご紹介します。

青春18きっぷより割安

1つ目のメリットは、青春18きっぷよりも割安であるということです。このフリーパスをご存じでなかった方々にとっては、とても驚きではないでしょうか。

青春18きっぷは5回分(5日分)で12,050円のため、一日当たりに換算すると2410円になります。一方で、北海道&東日本パスでは7日間分で11,330円のため、一日当たり約1620円で乗ることができます。もちろん、青春18きっぷでも十分格安ではあるのですが、さらに800円も安いという超破格のフリー切符なのです!

青春18きっぷを利用しようと思っている時点で、既に旅費・交通費を抑えたいと考えている方が多いと思いますので、とても魅力ある側面の一つではないかなと思います。

第三セクターも乗れる

2つ目のメリットは、第三セクターにも乗れるということです。第三セクターとは、一言でいえばJR線ではなく18きっぷでは乗れない鉄道です。この特徴が、東北一周に大きなメリットをもたらすのです。というのも、東北一周をしようとすると盛岡⇔青森間の移動が発生いたしますが、実はこの区間がまさに第三セクターであるいわて銀河鉄道/青い森鉄道の領域であり、青春18きっぷでは通り抜けることができないのです。

秋田県周りで弘前を経由し青森に行くルートはありますが、列車の本数も少なめでなかなか不便な移動となります。また、往復とも同じルートだと東北”一周”とはなかなか言いにくいような気もしてしまいますよね。。そんな時、北海道&東日本パスであれば、いわて銀河鉄道/青い森鉄道も乗ることができ、八戸周りで盛岡-青森間を移動することができます。

自動改札を通れる

3つ目のメリットは、自動改札が通れるということです。というのも、北海道&東日本パスは新幹線と同じサイズの切符なのです。青春18きっぷを利用したことのある方はご存じだと思いますが、18きっぷの場合は横長の特殊な切符であるので自動改札を通れず、駅員さんや車掌さんにハンコを押してもらって有人改札を通る必要があります。

まあ、大概の場合は有人改札でも大きなデメリットはないのですが、時々こんなアクシデントに出合ったりしませんでしょうか

  • 無人改札でオペレーターにつなぐ必要があるが、なかなか応答しない
  • 大量の18きっぱーで有人改札が混雑してしまい大行列発生
  • その挙句、乗りたい列車に間に合わずスケジュール破綻

一度でもこんな経験をしてしまうと、やはり自動改札通れることのすばらしさ・楽さを実感してしまいますよね。そんな些細なアクシデントを回避できるという面でも、北海道&東日本パスは大変便利な切符でございます。

2つのデメリット

さて、ここまで北海道&東日本パスの魅力について紹介してきましたが、逆になんかデメリットとかあるのでは?とお考えの方もいるのではないでしょうか。実は仰る通りで、18きっぷの方が優れている点もありますので、併せて把握しておきましょう!

連続7日間という縛りがある

1つ目のデメリットは、有効期限が連続7日間という点です。青春18きっぷの場合は5日間分の有効期限を連続で使ったり、日を開けて使ったりと融通が利くのが特徴ですが、残念ながら北海道&東日本パスは最初に自動改札に通した瞬間から7日間の範囲でした使用することができません。

もちろん、社会人の方でもお盆休みとかでしたら使用できるかもしれませんが、基本土日休みとなると使える時期が限られてしますというのは不便ではありますね。そういった意味では、社会人の方よりも学生や定年退職された方にぜひ活用していただきたいフリーパスですね!

複数人では使うことはできない

2つ目のデメリットは、複数人で使うことができないという点です。青春18きっぷは、5日間分の有効期限を、一人×5日でも5人×1日でもどちらの使い方もできるという汎用性があります。一方で、北海道&東日本パスは自動改札を利用するということもあり、一人で7日間分を利用するというルールとなっております。

東北1周コース例

フリー切符であるため、ルートを考え出すと無限大の候補が出てきます。あくまでご自身のやりたい事に合わせるのが一番ですが、参考までに一つの例として、今回自分が回ってきたルートをご紹介したいと思います。詳しくはこちらの記事で紹介しておりますので、興味があったら見てみて下さい。

ルート

当時東京在住でした自分は、以下のルートで東北を一周いたしました。

東京→仙台→盛岡→八戸→青森→(新幹線)→函館→(津軽海峡フェリー)→青森→(リゾートしらかみ)→秋田→山形→仙台→(新幹線)→東京

所要日数は6日間。学生時代だったので、時間に融通が利くのは大きなメリットでした。

見どころ

東北の観光名所は車でないとアクセスが悪いところが多いですが、中には電車でも行ける場所があります。そしてその中には誰もが知る世界遺産も含まれております。もし、行く当てがなく迷っている方がいらっしゃいましたら、プランに組み込んでみるのはいかがでしょうか。

電車で行ける観光名所
  • 松島(宮城県):天橋立、宮島と並ぶ日本三景の一つ。仙石線松島海岸駅。
  • 中尊寺金色堂(岩手県):
    中学社会の授業でも登場する世界文化遺産。東北本線平泉駅。
  • 三内丸山遺跡(青森県):
    北東北の縄文遺跡群として世界遺産に登録。新青森・青森駅からバスで行くのがおすすめ。
  • 山寺(山形県):
    松尾芭蕉も訪れたらしい山の上にある景色のいいお寺。仙山線山寺駅。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。今回は、青春18きっぷに匹敵する超お得なフリーパス「北海道&東日本パス」についてご紹介し、東北巡りにピッタリであることをお伝えいたしました。メリット・デメリットを振り返るとこんな感じです。

メリットとデメリット
  • メリット1:青春18きっぷより割安
  • メリット2:第三セクターにも乗れる
  • メリット3:自動改札を通れる
  • デメリット1:有効期間は連続7日間
  • デメリット2:複数人では使えない

多少デメリットがあるとはいえ、それを上回る魅力があるのもまた事実ですので、今度の長期休暇の際にはぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

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